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【月間レポート】6月の活動報告 | 2024.07.03

2024年6月の活動をご報告します。

1. 今月の活動  

 

北川フラムが、奥能登国際芸術祭実行委員会の役員会および総会に参加しました。また、せんだいメディアテーク企画・活動支援室長の甲斐賢治さんをゲストに招き、震災アーカイブについての勉強会を行いました。

一般社団法人サポートスズの理事会、総会において、サポートスズとヤッサープロジェクトの今後の連携についての協議が行われました。

スズ・シアター・ミュージアムの作品修繕をアーティストと一緒に行いました。また、小山真徳さんの「ボトルシップ」がある北山集落の草刈りに参加しました。

2. 活動内容

■奥能登国際芸術祭実行委員会の役員会および総会

2023年の奥能登国際芸術祭の開催概要報告とともに、地震による作品の被害状況が共有されました。また、芸術祭の将来は白紙であるものの、ヤッサープロジェクトとして、今後の珠洲へのツアーなどに向けて、粛々と作品の修繕を行っていくことなどが話されました。

震災アーカイブの勉強会

ヤッサープロジェクトの主要活動として位置づけられているアーカイブ事業の進め方を学ぶため、北川フラムがせんだいメディアテークの甲斐賢治さんをゲストに招いた勉強会を開催しました。

※せんだいメディアテークでは、東日本大震災とその復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとして「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)を開講しています。

 

サポートスズとヤッサープロジェクトの連携

一般社団法人サポートスズが採択された助成事業「奥能登珠洲コミュニティデザインプロジェクト」をサポートするため、サポートスズの理事会・総会でヤッサープロジェクトとの連携が話し合われました。

サポートスズのスタッフも、少しずつ復帰することになりました。

 

スズ・シアター・ミュージアムの作品修繕

これまで震災後の作業は、応急処置および安全面の点検が主でしたが、今回の滞在においては、館内の各作品の修繕作業を本格的に開始しました。

活動初日はまず建物の天井裏の確認を行いました。地元の工務店さんに高所作業の道具をお借りして組み立て、天井板を数か所外し、天井板を吊っている鉄骨や屋根梁がゆがんだり、溶接が外れていたりしないかを点検しました。結果、一部歪みが見られた箇所もありましたが、建物の安全や、館内を歩くなかで影響を及ぼす状態ではありませんでした。

この点検のために天井から一時的に降ろしていたトラス、照明機材の復旧も行いました。

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​天井裏の確認作業の様子

4月末より始めていた、アーティストユニットOBIの作品修繕の続きを行いました。

落下し、破損した赤御膳や黒御膳を、その後の直し方や並べた方なども検証しながら、再度固定していきました。床に並べた生活民具を一つ一つ掃除をし、もう一度並べ直すという細かな作業も行いました。

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OBI作品修繕の様子​

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​OBI作品修繕の様子

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​OBI作品修繕の様子

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​観客席側からみた生活民具の棚

壁一面を使って生活民具を展示していた棚の、復旧作業を行いました。

破損を免れた民具をもう一度棚に戻し、より強度を上げて再固定し、ライティングまですると、一見何事もなかったかのように見えるところまで修繕が進みました。

2021年に完成してからの定期的な作品メンテナンスは、サポートスズのメンバーが実施していましたが、今回はスズ・シアター・ミュージアムに参加している作家も一緒に、完成時の写真と見比べながら沢山の民具を再固定していき、当時の制作風景の蘇る時間でした。

■メディア出演など

7月1日 北陸放送 Attaスペシャル「能登半島地震から半年」

さいはての朗読劇「うつつ・ふる・すず」へも出演された俳優の常盤貴子さんが、北陸放送の番組にて、珠洲を訪れ被災地の今を伝えました。

3. アーティストたちの動き

■小山真徳さん

6月1日、2日の2日間で、作品「ボトルシップ」がある北山集落で、小山さんも参加して地元の方による草刈りが行われました。北山集落は、全世帯が避難生活を続けていますが、集落を維持する草刈りのために各避難先から住民が集まりました。

 

■村尾かずこさん

2017年に奥能登国際芸術祭で、「サザエハウス」を出展された村尾かずこさんが、ヒロセガイさん率いる芸術集団「京島駅」と共同して東京墨田区京島にて、「サザエみこし」を開催しました。

京島駅雨祭り期間である6月29日・30日の二日間、京島周辺のキラキラ橘商店街を「サザエみこし」をみんなで担いで練り歩きました。

珠洲市馬緤町で8月13日に行われる「砂取節祭」への参加に先駆けたもので、珠洲では「サザエキリコ」とともに海岸を練り歩く予定です

「銭湯電気湯」の皆さんは、珠洲の「海浜あみだ湯」でボランティア活動をして帰ってきたばかりだそうです。​

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​村尾かずこさん等による「サザエみこし」 撮影:北野謙

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銭湯電気湯の皆さんと。 撮影:北野謙

4. 珠洲の様子

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珠洲市内には現在25か所の避難所があり、約340人が避難しています(7/1現在石川県HP公表)。建設が完了している仮設および復興住宅は現在903戸、計画および建設途中のものはおよそ740戸です(6/19現在6月議会で公表)。

 

地区住民意見交換会の第一回目が、6月1日~14日にかけて市内全10地区で開催されました。今後の住宅やインフラ設備など生活復旧をはじめ、農林水産業などのなりわいの再開についてなど、多くの課題があるなか、各地区より意見を集め、珠洲市復興計画の年内の策定を目指しています。

第2回目は8月開催予定です。

 

▼地区住民意見交換会_珠洲市

https://www.city.suzu.lg.jp/site/r6-notohantou/15606.html

 

▼復興計画策定委員会_珠洲市

https://www.city.suzu.lg.jp/site/r6-notohantou/16098.html

 

〈上下水道〉

断水は、早期復旧困難地区985戸(6/16現在議会公表)を除き、断水が解消されています。

合併浄化槽の被害状況の調査がおおむね完了し、順次点検結果が各自宅へ送付されています。今後浄化槽の復旧工事も進められていきます。

▼上水道・下水道_珠洲市

https://www.city.suzu.lg.jp/site/r6-suido/ 

 

〈交通情報〉

現在金沢方面から珠洲市へ向かうのと里山街道で、片側通行となっている徳田大津IC⇔のと里山空港IC間の対面通行が、7月17日(水)から確保される見通しです。

※越の原IC~穴水IC間の能登大橋付近は9月末までに対面通行確保

▼詳細は国土交通省HPを参照ください。

https://www.mlit.go.jp/common/001750945.pdf

5.7月の活動予定

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■スズ・シアター・ミュージアム

これまで、珠洲市全地域から集められた民具と住民の協力で完成したスズ・シアター・ミュージアムで、今後も続く各家の片付けに対し、どのようなことができるのかを検討してきました。7月中旬には、潮騒レストランで、タイムカプセルをつくるワークショップを開催する予定です。このワークショップでは、住民の方々とともに、色々な話を共有し、思い出を刻む場にしたいと考えています。

 

■能登半島地震珠洲応援ダンスプロジェクト

2017年から奥能登国際芸術祭に参加しているひびのこづえさんが、珠洲でのダンスプロジェクトを立ち上げました。その第一回目の開催を7月に予定しています。開催場所やタイムスケジュールなどの詳細は、決まり次第ヤッサープロジェクトのホームページ内に掲載いたします。

〈日程〉

7月26日(金)

7月27日(土)

7月28日(日)

■珠洲市復興計画の策定に向けた活動を支援

珠洲市の復興計画策定に向けて、より多くの地域の方の声を集められるよう、交流が広がる活動を進めていきます。

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